彼の想いをつなぐ

小城に昔のように竹あかりを灯したい!

そんな夢を抱いて活動していた「小城あかりプロジェクト」初代実行委員長が17歳で急逝しました。

彼のお母様から彼の想いが詰まった貯金箱を託された私。これまでこども達の居場所「おかえりや」の運営や、小城の高校生達と「小城あかりプロジェクト」のサポートを行ってきましたが、これから何が出来るかを考えました。

そして活動をさらに深化させ、彼の想いを繋げてカタチにしたのが、このKOJYOKANです。

小城の藩校「興譲館」から名前を頂いたKOJYOKANは、「人を育てる」ことを目的とし、教育・文化・歴史・芸術・環境など、社会教育の観点から、そこにあるものの本質的価値を創出して、地域を磨いていく場。初代実行委員長の想いを、ここに繋ぎます。


(一社)KOJYOKAN 代表理事 赤松貴子(社会教育士)


これまでの活動

1.自分で考え実行する経験を通し、子ども達が主体的に動けるようになる「人を育てる活動」

小城あかりプロジェクト

小城高、牛津高の学生を中心とした竹あかりの企画運営。佐賀県や「CHIKAKEN」の支援を受け、生徒が主体的に竹あかりを通して活動できる場を創出。

企画甲子園

佐賀の魅力を伝えるべく、高校生が企画を考える佐賀県主催の「佐賀さいこう!企画甲子園」。応援したい生徒を真ん中に、学校と共に伴走。

ひとり親支援

ひとり親の家庭のお子さんのための塾のサポート。


2.環境教育

資源の循環

牛津高校コラボレーションスクールの伴走。LFCコンポストで生ごみの堆肥化を学ぶ。土から生まれた野菜がまた土へ戻り、土壌を豊かにしていく循環型のサイクルをひとりひとりが始めることができ、社会へのアクションのきっかけに。


3.まちづくり

風鈴プロジェクト

小城駅前に市民を中心として作った風鈴を掲げる。涼しげな音色が小城を訪れる観光客を迎え、「涼を感じるまち」を創出。関わった学生達は、自分の手によるまちづくりを体験。


4.歴史・文化

「小城藩の古武道」開催(2018年)

・柳生新陰流兵法剣術

・心形刀流剣術

・大石神影流剣術

・天神真楊流柔術

・宝蔵院流高田派槍術

の5流派の家元の先生方はじめ、上泉一治氏(上泉伊勢守のご子孫)、立木幸敏氏(国際武道大学学部長)など40名ほどが小城にて講演会、演武会をゆめぷらっとにて実施。

同時に展示会も開催した。



星厳寺修復記念イベント(2023年)

小城鍋島藩の菩提寺、祥光山星厳寺の県重要文化財である楼門が2018年の台風で鯱瓦が落ちる被害を受けた。無事修復完了し、楼門も通れるようになったことを記念して、鷹匠の歴史がある小城藩や寺の魅力を伝えるイベントのサポートを行う。

価値の創造

地域の方々と協働で、そこにあるものにスポットを当て、改めてその価値を創造する活動を今後行っていきたい。

*ハート型の手水鉢は小城に50ヶ所ほど存在する。


5.商品開発

西九州大学と小城の新メニュー開発(2022年)

小城名物「鯉」を使った新メニューとして「恋(鯉)のハンバーガー」、山椒ポテトを開発。

佐賀大学との新メニューブラッシュアップ(2023年)

佐賀大学農学部・佐賀大学農学部アグリマイスターの会との連携事業「佐賀城本丸マルシェ」にて新メニューのブラッシュアップを行う。